オーストラリア ウィーパ ソルトフライ 2003


ソルトフライのパラダイス、ウィーパ
番頭カッキーは昨年に引き続き2度目の釣行。
今年はテル君も同行

ウィーパでは珍しくない、クイーンフィッシュのダブルヒット!

見かけによらず、ファイトが素晴らしいジャイアント・へリング
ボーンフィッシュより速く走り、ターポンより高くジャンプする!

トルクのあるファイトで楽しませてくれるゴールデントレバリー
このサイズでも#10ロッドで苦労します。


日時  5月1日〜4日

場所  オーストラリア ウィーパ

釣果  クィーンフイッシュ(40〜100cm)多数、ジャイアントへリン(100cm)一匹、ゴールデントレバリー(4kg前後)4匹、ロングテールツナ(4〜9kg)多数他

フライ  デシーバー2/0ブルー、クラウザーミノー(大)1/0各色、クラウザーミノー(小)#4ホワイト&イエロー/ホワイト、ツナポッパー#2ブルー&ピンク、バラ・ポッパー#6ブラック、ピンクシング1/0

コメント 今回の目玉と言うべきターゲットは、”ジャイアントへリン”。見た目は細長く頼りなげな魚。といった印象を持っていて、あまり気にかけていなかったのですが・・・。サーフ際をボートにて移動中に、数十メートル離れた処でイキナリ”あれはボイル!?”と言うような単独水飛沫!!が上がる。ボートをハーリングさせ、ガイドの指示に従いアプローチするもそう簡単にはストライクしない・・・。2、3度ボートの位置を立て直し、リトリーブを繰り返していると突然のヒット!と、ともにフックセットする一瞬の隙も無い強烈な横走り!!そのままフライラインがリールからすべて出ていこうとした時、魚は凄まじいスピードのままヘッドシェイクジャンプ!ジャイアントヘリンだ!!・・・!?その瞬間にへリンの頭から何かが飛んだ!?くっ!!僕のクラウザーはジャンプで外れてしまった。興奮を抑え、”ファイトによるラインの負荷で向うアワセが成立した”という一瞬のあまい判断に反省しつつ、次のストライクへ託すも少数で素早い移動を繰り返す彼らになかなかヒットに至らず苦戦を強いられた。ガイドに言わせると”へリンの口は堅く、短く鋭い確実なフッキングを行なわなくてはならない”と、そして、さらに数回ボート立て直した時、水面にジェリープラウン(小エビ)が飛び跳ねているところにさしかかった。”ここにへリンが居る”自分を信じ、集中を高め渾身のキャストを数投、ヒット!!稲妻が如く鋭いダッシュにロットをしっかり握り、ラインハンドへより集中力を高める。魚の走りの隙間に適度なテンションを入力する。横で見守るガイドから”グッドフッキング!”の声が飛ぶ安心の入ったファイトながらも、ラインは水柱を上げ魚を追跡する。魚は幾度もジャンプや猛ダッシュを繰り返す。油断のならね戦いの末、キャッチできた。ジャイアントへリンの魚体と僕のココロは真さに金色に輝いていました。一匹をできた安心から、次のへリンをポッパーで狙うも数回の果敢なチョイスがあるもミスばかり・・・?ガイドに何故と聞くと、”へリンはポッパーへもよく反応するが、あまりの勢いでアタックする為。自ら、水泡を立て自分のスピードでフライを見失っているのではないか?”と、予想もしえね見解がかえってきてしまった。
 また、浅い河口では引き潮とともに、80〜100cm程のクィーンフィッシュが2〜20匹位の群れで上流より下ってくる。それらをサイトで捕らえての釣りはとてもエキサイティングで、キャストされ、着水即リトリーブされるストリーマーに背波と飛沫を立てて襲いかかり、フライを口にした魚は膝下の浅い河口では潜る事もできず魚の持てるエネルギー全てが上流か海へと突進するパワーへ!悲鳴を上げるリールからは余裕のあるはずのラインを奪い去っていく・・・。フライを口にできなかった魚と言えば、勢いに余って僕らの足元へと突っ込み足にぶつかったりで驚き逃げ回るというありさまでした。・・・。”勢いにあり余る魚達”。そんな超ド級な賭け引き(?)に僕はまた挑む事となりそうです。